越野のレッスンについての考え方
最終更新日:2008年3月15日
=子供のピアノレッスンの場合=
取りあえず真ん中のドから始まる教材を使います。ちょっと難しめの
ラーニング・トゥ・プレイやバーナムを基本として・・で,無理が生
じると違うテキストに変更していきます。バースティンとかピアノラ
ンド等・・そしてABCやブルグミュラーに入ります。バイエルやツェ
ルニー100番を使う事もあります。
ハノンも勿論使います。
そして、ラジリテー、ツェルニー30番、ソナチネ等に入ります。勿
論ケース・バイ・ケースですが。子供の場合この時点で小3くらいが
ベストなのですが,始める年齢にもよりますからね。バッハのインベ
ンション等に代表されるポリフォニックなものは個人的には慎重にな
っております。やらなきゃいけないのですけれどね(プレ・インヴェ
ンション等)。
大人の方に対してもいえる事だと思っていますが、2005年8月を
もってハノンについての考え方を修正します。No.39以降に重点を置
きたいです。
すなわちスケール、アルペジオなどすべての楽器が共通とする基礎ト
レーニング、あるいは特殊トレーニングです。ピアノが上手になりた
いと思っている人にとっても、決して楽しくないオーソドックスな指
のトレーニングは排除してあげたいと考えたいところなのですが、本
人が苦にならないならばまったく問題ないのです。ただ、苦痛を感じ
ているようでしたら前半を省き、その分楽曲への好奇心を促したいで
す。本来、練習って楽しいものである筈ですからね(と書きつつ、や
はりやらないよりはやった方が断然良いです!)。
で,いよいよ小学校高学年になるとツェルニー40番、ソナタ等です。
ただこの時期で、例えばまだオクターブが届かない様であれば,40
番の導入には躊躇います。あくまで身体の成長に合わせます。いずれ
にしてもツェルニー30番はさっさと、40番はじっくりをモットー
としてきました。中2ぐらいまでかかるでしょう。くどい様ですが始
めた年齢に寄ります。ちなみに私
は中3からバイエルでピアノを始め
ました。あくまでも目安を述べさせていただいただけなので、「自分
はもっと弾けるよ」とか「ちょっと遅れている」とか思われる人もい
るでしょうが、気にしないで下さいね。人それぞれな事は申すまでも
ない事です。
また大手の楽器メーカーの音楽教室ではこの道筋は成り立たないと思
います。独自に素晴らしいカリキュラムを作っています!
なお、国公立音大受験を考えられるのであれば、出来れば小5・6ま
でには御決断下さい。中学に入っても部活動は我慢して避けた方が賢
明かもしれませんが、自己責任ですね。練習時間さえ確保できればい
いのですから。音楽系の部活(合唱や吹奏楽等)はよろしいのでは?
でも、そこまでのリスクを背負ってまでもピアニスト等への道を考え
る生徒さんも少なくなってきたように思います。専門家でなく、
趣味
としてピアノと生涯付き合っていきたいの
であれば、上の記述はまっ
たく参考になりません!
現時点で多少難易度が高過ぎる選曲であった
としても、好きでどうしても弾きたい曲があれば弾いてみる事を薦め
ています。情熱を最優先してあげたいですね。練習量が増えるので多
少無茶な弾き方をしていたとしても、確実にうまくなっていきます。
悪い癖は後でも直す事が出来ます!(自己経験済み(汗))。
コンクール等に積極的に参加するのもたいへんいい事だと思っており
ます。別にいい結果が出せなくてもいいじゃないですか!挑むまでの
過程が重要なのです。他の人の演奏を聴くのもたいへん勉強になりま
す。刺激も得られます。もっとうまくなりたい!という向上心も沸き
上がってきます。
=大人の方のピアノレッスンの場合=
子供の頃にピアノを習われていて、受験等何らかの理由でピアノの練
習を中断されてこられて、またピアノを再開されたい方、もしくはま
ったくの初心者の方、クラシックよりもポップスを好まれる方、ドラ
マなどを見ていて「この曲を弾いてみたい!」という衝動に駆られた
方をお待ち申し上げております。例えば御自身の結婚式に、配偶者の
方にピアノ演奏のプレゼントをされたい方、大歓迎です!
レッスンを受けられる方の希望を最優先させていただくのは申すまで
もありません!ただし、練習して下さいね。お忙しい事はよくわかっ
ております(ホントかいな?)。レッスン⇄レッスンには計1時間く
らい(毎週レッスンで1日平均10分弱、隔週あるいは月2レッスン
で1日平均5分弱)はできませんか?最低ラインです!
=ジャズピアノの場合=
目下のところ試行錯誤中です。子供の頃からピアノを習っていて、あ
る程度弾ける方、さらにヤマハレッスンでハイグレードを取得されて
いらっしゃる方、逆にピアノを障った事はあるが、ほとんどテクニッ
クを習得できていない方等、ケース・バイ・ケースでしょうが、いず
れにしても最低限の音楽理論を身につけるところから入ります。
あとは実践あるのみ!!よくジャズ演奏を聴いて下さい、何百回も!
そして歌って下さい。歌えないとアドリブも思い付かないから弾けま
せん。
=作曲レッスンの場合=(音大受験生対象)
取りあえず楽典の知識を確認します。本当は独学で拾得して欲しいと
ころですが。いわゆる芸大和声(音楽之友社出版)I・II・IIIを使いま
す。どんなに才能があっても習得には3年はかかるでしょう。観念に
陥りやすいので気をつけて指導したいと思っています。
でも,申すまでもなく音楽を習得するには感性が先行しないと意味が
ありません!!決して知識ではないのです。(でも実を言うと知識も
必要だったりして‥‥)
=作曲レッスンの場合=(音大受験生以外の方対象)
取りあえず楽典の知識を確認するのは同じですが、不備な点は補いた
いですね。ソルフェージュ力も考慮に入れます。なかなか作曲レッス
ンと同時進行していくには困難を感じていますので、御本人と相談し
ながら試行錯誤でレッスンしています。楽器が何か出来るといいです
ね。例えば合唱部とか吹奏楽部経験者だとコミュニケーションが取り
やすいです。凄く音楽鑑賞経験の多い方とか‥‥
ピアノ未経験の方にはピアノをお薦めするケースもあります。うちは
ピアノ教室でもある訳でして。ポップス系でも受け入れる余地もあり
ますが、私にとっての良質なものでないと拒絶反応を示す場合もあり
ますので受講希望される方はお気をつけて下さい。
ヒントは
ここ
にも書いてあるように、音楽を聴く人(CD派、ホール
派いずれも)、奏でる人(プロ,アマいずれも)、作る人(クラシッ
ク系に限る)〜ジャズ、現代音楽,ロックの一部,邦楽(箏や尺八な
ど)は含まれましょう。だから映画音楽でも該当するものは多々ある
と思います。吹奏楽、合唱、古楽なども含む事は申すまでもありませ
ん。話題の中心は管弦楽、室内楽、ピアノ、エレクトーンなどがメイ
ンになるでしょうが‥‥
です。
=伴奏付け、変奏、即興演奏の場合=
これは理論より手の形,すなわちどんな和音でも掴める状態にしてお
いてから入ります。和音記号でいうとI,IV,Vの和音を理想をいうと
全調で,すかさず掴めるようにしておいて(といってもなかなか大変
なのですが),あと借用の和音なども頭に入っているといいですね。
あとは実践あるのみ。
左手の531,521などの指使いで取る和音は,即座に広い音域に
わたるアルペジョに変換できるようにしておきましょう。非和声音も
伴奏に取り入れられるといいですね。ハイグレード指導承ります。特
にピアノ3級の演奏・指導グレード取得指導が得意です。大変お値打
ちなレッスン価格だと自負致しております!
なお、ハイグレード取得指導が得意なのは、Y系だけでなく、K系に於
いても私の力が最大限発揮できる事は申すまでもない事です。最近で
はR系の方もいらっしゃっています。
=JOCの場合=
まずモチーフを徹底的にチェックします。場合によっては100個作
ってもらう事も・・モチーフは命です!ここで中途半端な状態であれ
ば後でどんなに頑張っても何ともなりません。後は適格に導きます。
とにかく個性を伸ばしてあげたい!そして演奏力を伸ばしてあげたい!
音楽の素晴らしさを伝えてあげたい!音楽は衝動から始まります。
さらに付け加えると,子供の個性を最大限に引き出せる分野だと確信
してきました。ピアノ等の生徒の得意とする技術をクロ−ズアップさ
せて聴き映えを華やかにすると同時に,指導者が生徒の不得意だと判
断できる苦手な部分(4の指が動き辛いとか)は,例えば嫌いな食べ
物がニンジンだというお子さんがいたらどうされますか?上手にニン
ジンがあたかも入っていないような(実は入っている!)料理を食べ
させて,次第に食べ物の好き嫌いがないように導く努力をお母さんは
されないでしょうか?そうやって苦手な技術を習得させて上げたい!
で,本当に作曲が面白いと気付く上級科,もしくは終了したあとに本
格的に理論等を身につけるのがベストかと思います。あるいは演奏に
完全に専念するとか‥‥
理想はJOC作品=エチュード1冊分の演奏テクニック向上だと思って
レッスンしてきました。いわば,その子の為だけのエチュードを提供
させてあげられれば!という思いも抱きながら,20年近くレッスン
してきました。Yさんとは考え方にずれがあるかもしれませんが。。
なお、作曲を本格的に勉強されたいのなら、やはり音楽理論(和声、
対位法、楽式論、音楽史等)を勉強される事をお薦めします。私自身
そうやって知識を、最初は独学で勉強したものです。
でも、その前に徹底的に好きな音楽を何百回でもいいから聴いて下さ
い!どういう仕組みでその曲が出来ているのか興味が出てくるはずで
す。音楽の素晴らしさがわからずして自作自演なんてありえない!そ
うなると自ずから理論に興味を持たざるを得なくなります。
=ソルフェージュの場合=(イヤートレーニング)
これは最もケース・バイ・ケースだと思います。絶対音感があるか,
ないか,実にバライティに富んでいます。結局本人の音楽体験の質量
に左右されていますね。この分野がいちばん難しいかもしれません。
手掛けている専門分野にもよります。ピアノの人は有利でしょうね。
晩学の管楽器や声楽の人には大変かも‥‥‥
特に絶対音感のない生徒さんに相対音感
を植え付ける事に長けていま
す!何故なら自分自身も相対音感だからです。この分野にかけては他
の追随は受け付けないくらいの自信があります!